マルチーズを飼う上での注意点【 マルチーズ・ブリーダーズ 】

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マルチーズを飼う上での注意点

マルチーズを育てる上でのベストな環境


マルチーズの子犬マルチーズは、もともと抱き犬ですので、他の犬種のように
多くの運動は必要ありません。

室内での自由遊びで運動量としては十分です。

被毛が長くて冬は暖かそうなイメージはありますが、
寒さにも暑さにも敏感ですので、外での飼育は避けてください。

小柄で穏やかな性格で、無駄吠えも比較的少ないほうなので、
住宅街や集合住宅での飼育も可能です。

しかし、ずっと室内で生活していると、外の環境に驚き、
外が怖くなってしまうこともあります。

社会化と、日光浴もかねて、短時間でいいのでお散歩に行ってあげてくださいね。

マルチーズの性格・性質


マルチーズは、陽気で人懐っこく、温厚な性格です。

人が大好きで、頭も良く物覚えもいいのでしつけが入りやすく、
初心者でも問題なく飼える犬種です。


遊びが大好きで活発なので、興奮する時もありますが、
そのかわり落着くのも早いと言われています。

そんな可愛らしいマルチーズですが、マルチーズ・テリアと
呼ばれていただけあって、野生的な面も持っています。

その小さな体で、大胆にも自分より大きい犬に向かっていく事もあります。

社交的なマルチーズなので、他の犬とも遊ぶ事ができますが、こうした気の強さ
もあるので、相手が大人しい大型犬だと確認してから遊ばせるようにしましょう。

長い間「抱き犬」として知られてきましたので、飼い主や家族には本当に甘えん坊です。
いつも人の後ろをちょこちょこついてまわるなど、一緒にいることを大好きです。

そんな姿を見て、あまりに可愛いからと甘やかしたり、逆にコミュニケーションが
不足したりすると、無駄吠えが多くなり、攻撃的な面が強く出てきます。

日頃から十分なスキンシップを心がけて、
最低限のしつけはきちんと教えていきましょう。

マルチーズの適切なケア方法


マルチーズの最大の魅力の絹糸のようなロングコートです。

その美しさを保つには、毎日のブラッシングが欠かせません。

毛が細いため、毛玉になりやすく、これを放置すると血行が悪くなり、
皮膚病の原因になります。

毎日必ず、スキンシップをかねてブラッシングをしてあげましょう。

◎ブラッシング

ピンブラシで長い毛をとかして、スリッカーブラシで毛玉をほぐします。
力を入れすぎると、皮ふを傷つけてしまいますので、気をつけましょう。

かなり長めのフルコートにしている場合は、カットが難しいので、
プロにトリミングをお願いした方が無難でしょう。

◎耳そうじ

マルチーズは垂れ耳のため、ムレによって細菌やウィルスが繁殖しやすく、
外耳炎などのトラブルを起こしやすくなります。

週に1回は、綿棒で掃除をしてあげましょう。
(市販のイヤークリーナーを使用するのがよいです。)

また、トリミングの際には耳の中の毛も抜いてもらえるよう、頼んでおきましょう。
自分で抜くときは、ゆっくりではなく、一気に引っ張って抜いてしまうのがコツです。

◎目のお手入れ

マルチーズのお手入れで良く使われるのが、フリーコーム。

このコームで、目やにを毛の根元から取り除いてあげることで、
涙やけの予防が出来ます。

他には、少しぬらして目やにをふやかし、
ティッシュなどで取り除いてあげても良いでしょう。

◎歯みがき

健康な歯を維持する事が、健康にもつながります。
子犬時期から少しずつ歯磨きに慣れさせると良いでしょう。

指先にガーゼを巻き、歯の表面と歯茎部分の汚れを取ります。
その際、歯茎に腫れがないかチェックしましょう。

歯石がたまった場合は、全身麻酔をして手術をしなければ除去ができません。

小さいワンちゃんには大きな負担になってしまいますので、毎日の歯みがきは、
行うようにしましょう。

◎つめ切り

少々難しいお手入れの一つですが、衛生面を考えても必要なお手入れです。

爪切りを怠ると、元々爪の中にある神経や血管が先端の方にまで伸びてきてしまい、
いざ爪きりをするときに、出血を伴うようになってしまいます。

そうなる前に、定期的に爪きりを行うようにしてください。

シャンプー後は多少切りやすくなります。
深く切り過ぎないようにしましょう。

慣れないうちは、トリミングの際に一緒に爪もカットしてもらうか、
健康診断兼ねて、動物病院にてカットしてもらうというのも一つの手です。

◎トリミング・シャンプー・肛門腺絞り

基本的に、ご自分でやるのが面倒な場合は、毛のカットを兼ねてシャンプー、
つめ切り、肛門腺絞りともにトリミングサロンに依頼するのが一番簡単です。

この場合、1ヶ月~1.5ヶ月に1回は連れて行ってあげるようにしてください。

ご自分でやる場合でも、シャンプーは月に1~2回が目安です。

シャンプーのしすぎは、油脂がなくなり、かえって毛や肌を傷めてしまいますので
注意しましょう。(シャンプー、リンスは必ず犬用のものを使用するようにしてください。)

ぬるめのシャワーを用い、水圧を低くして足先からゆっくり洗っていきます。
洗う順番は、足→おしり→体→頭の順がオーソドックスです
(目や耳のなかに水が入らないように十分注意してあげてください。)

おしりを洗う際に、ついでに肛門腺も絞ってあげるのがおすすめです。
定期的に絞ってあげないと炎症を起こす場合があります。

最後にさっきと逆の順番で、頭→体→おしり→足先の順に洗い流していきます。
すすぎ残しがないようにしっかりと流して、最後はドライヤーで完全に乾かします。

ここで完全に乾かさないと、湿った所から毛玉ができてしまいます。

ドライヤー中に空気を入れながら、ブラッシングすると、
ぬいぐるみのようにふんわりとした毛に仕上がりますよ。

◎ラッピング

マルチーズの場合、美しい被毛を保つために、「ラッピング」という方法でお手入れをします。
被毛が長くなると、食事や排泄の時に汚れがつきやすく、切れ毛も多くなりがちです。

これらを少しでも予防するために、
長い被毛を紙で巻いて止めておくことを「ラッピング」といいます。

ラッピングをすることで、犬自体も動きやすくなります。

慣れてしまえば短時間でできるようになりますので、
ロングコートやフルコートを目指す場合は必要となります。

しかし、「自分でやるのはちょっと難しい」と思う方は、
トリミングサロンにお願いしてやってもらうと良いでしょう。

マルチーズがかかりやすい病気


◎流涙症

目と鼻を結ぶ涙管が詰まったりすることにより、涙が止まらなくなる病気です。

結膜炎や鼻炎が原因と考えられますが、先天的な場合もあるようです。
こまめに涙を拭き、早いうちに獣医さんに診察してもらいましょう。
(涙を放っておくと、涙やけによる変色の恐れもあります)

◎老齢性白内障

加齢によって眼球の水晶体がにごる事で、視力が悪くなります。

痛みはありませんが、多少見えづらくなります。

壁にぶつかり、階段から転がり落ちてしまうこともありますので、
気をつけてみてあげるようにしましょう。

◎眼瞼内反症

まぶたが内側に巻き込む(内反)ことによって、まつげの表面が常時目の表面を刺激するため、
不快感や痛みが生じ、目やにや涙の過剰分泌などにつながります。

原因の多くは先天的なもので、症状は子犬のときから現れます。

上記のような症状があった場合には獣医師の診断を受け、
早めに手術などの適切な処置を受けましょう。

◎犬ふるえ病(神経系疾患)

興奮やストレスが高まった時に、全身が細かく震える神経系の疾患です。
悪化すると、てんかんを頻繁に起こすようになります。

遺伝的に起こりやすい病気です。

マルチーズは、寂しがり屋で、触れ合えなかったことだけでも、
大きなストレスを溜めてしまうくらい、デリケートな犬種です。

原因がなにかを突き止め、ストレスを早く取り除き、
落ち着いた生活に戻してあげることが大切です。

◎皮膚疾患(アトピー性皮膚炎・ノミアレルギー性皮膚炎・膿皮症・食物アレルギー)

外部からのさまざまな刺激を防御する皮膚の「バリアー機能」が低下することで、
細菌やウィルスなどが体内に入りやすくなり、かゆみなどの症状が現れます。

犬の場合、痒い部位を噛んだり引っかいたりしてしまうので、
ますます炎症を悪化させてしまいます。

皮膚炎の原因は食事であることが多く、食物アレルギー以外の疾患でも、
食事内容を低アレルゲンのものに変えただけで症状が緩和するといった事例もあります。

栄養学的に優れたバランスのいい食事を心がけて、
皮膚疾患を引き起こさないように気をつけましょう。

また、体を清潔にすることも大事ですが、
犬にとっては過度なシャンプーも皮膚には刺激となります。

お手入れの一環のシャンプーですが、あまり頻繁にすることは避け、
目安を守るようにしましょう。


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